この度、再びオランダの出版社Donemus Publishingより、拙作の弦楽四重奏《A Study of Difference and Repetition (2015-2016), Opus 2》for String Quartetが出版されました。この作品は2016年、スペイン王国のバレンシア市において、アメリカのMivos Quartetにより初演されたもので、私としては初めてのプロのアンサンブルとの共演をはたした作品でもありました。とても思い入れのある作品です。またこの作品はヨーロッパで広く評価を頂き、2018年に第十二回チッタ・ディ・ウーディネ国際作曲コンクール（イタリア）にて第１位を受賞したのをはじめ、いくつもの作曲賞を頂く事の出来た作品です。このコロナ禍の時期での出版になりますが、広く世界に行き渡る事を心より期待するものであります。カバーページはまたフランスの画家、Marion Mieze先生が描いて下さいました。とても美しい譜面に仕上がっているので、是非みささま手にとって見てくださいますよう、心よりお願い申し上げます。